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空中文字×席取り合戦

その他
テクノロジー×席取り合戦
電車で座っている人がどこの駅で降りるのかを、空気中に文字や絵を表示する3Dディスプレイの技術で、明らかに。近くの駅で降りる人の前に立ち構え、できるだけ早く座れるようにするというアイディア。

毎日繰り広げられる、出勤・退勤のラッシュアワーの時間帯の、電車の椅子取りゲーム。座れなかった場合、席に座る人の前に立ち構え、席が空くのを待つが、目の前の人がなかなか降りてくれず、少し離れたところの人が後車し、別の人がさっと空いた席に座り、悔しい思いをする。そんな経験はないでしょうか。誰がどこの駅で降りるかはわからないため、駅に停車するたびに目の前の座っている人が降りるか否か、そわそわしなければいけません。座っている人たちがどこで降りるのか分かれば、1番近い駅で降りる人の前に立ち構えるのですが、直接聞くのはむずかしい。そこで考案したのが、無言で、スマホから簡単に、かつ一時的に空気中に降りる駅を表示するシステム。
もちろん車内の満席時だけでなく、助けを求める際にも「助けて」などのメッセージを発信するなどして緊急時にも利用することができ、様々な活用方法が期待されます。

人工的に稲妻の発光体をつくり、文字を空気中に浮かび上がらせます。赤外線レーザーを用いて、空中の微粒子をプラズマ化し発光させます。レーザーは与えられた空間座標上の微粒子を次々と発光させ、その連続が空間に発光図形として見えるという仕組みです。スマホアプリで制御できる仕組みで、簡単に、必要な時に、文字を出すことができます。

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