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HAZAI SEKIMORIISHI

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関守石とは、茶庭や露地に置かれる小石をシュロ縄で十字に結んだ通行止サインであり、日本における境界を暗に示すシンボルで、現在でも実用されているオブジェです。「HAZAI SEKIMORIISHI」はその日本独自の「境界」という意味に着目し、人工的に生まれたハザイ(生産過程で偶発的に生まれる切り屑や、加工時に出る製品には不要な小さな部品等のこと)を小石に見立てたり、時には自然物の小石と組み合わせることで、自然界と人間界の境界を曖昧にし、物事の区別において思案するきっかけになること試みた作品です。これらを1つにまとめる紐は、なめしを行った革(革は動物の皮を腐らず丈夫にするために人工的になめしを行ったもののことで、革と皮の違いはここにある)を使用、これを中間的な繋ぎ役として捉えています。このオブジェを眺めることで、様々な境界について考えを巡らすきっかけになればと考えています。ゴミを捨てない、リサイクルするといった「正しいこと」が是とされる昨今ですが、Palab(パラボ)は「正しさ」より「楽しさ」に焦点を当てた創作活動を行っています。

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