crQlr Awards

crQlr Awards とは

crQlr Awards(サーキュラー・アワード)は、循環型経済の実現に欠かせない「サーキュラー・デザイン」を実践するには、既存の産業における実践的なノウハウだけでなく、国内外の事例に触れて視野を広げ、起業家やアーティストなど幅広い分野のクリエイティビティを活用する総合力が必要という思いのもと、その方法のひとつとして、2021年にスタートしたアワードです。

集まったアイデアを評価して賞を決定し、終了する「直線的型の」デザインアワードとは異なり、サーキュラー・アワードは循環型のアワードを志向します。授賞式等、アワードに直接関係するイベントに限らず、応募者全員が参加できるネットワーキングイベント等を行うことで新しい交流や、アイデアの改良ができる機会の提供を目指しています。

crQlr Awardsでは、いままさに未来を作り出している国内外のクリエイターやプロフェッショナルを審査員に迎え、新たな世界の設計図を称賛し、その実現を模索します。アイデアの審査を行ったのは2021年度は19名、2022年度は10名の審査員たち。厳正なる審査のもと、合計100件以上の受賞作品を決定しました。

審査員たちとcrQlr Awardsを主催するFabCafe Global と株式会社ロフトワークは、フィードバック、メンタリング、イベントでのPR などを通してプロジェクトの実現のサポートを目指します。このページでは、受賞プロジェクトから生まれたコラボレーションイベントも紹介します。ぜひご覧ください。


▶︎crQlr公式サイト: https://crqlr.com/2022/ja/


crQlr Awards 2022受賞プロジェクト

crQlr Awards

crQlr Awards 2022

2回目の開催となったcrQlr Awards 2022は、「直線型ではなく循環型の評価を行う」 「名声ではなく、行動のためのアワード」「グローバル視点を獲得できる」の3つの指標で作品を審査。さらに、コミュニティのための「ボトムアップな活動」に敬意を表すために、特別賞のFabCafe Global Prizが誕生。

▶︎特別賞FabCafe Global Prizeについて

crQlr Awards 2021

循環型経済の実現を目指す⼤規模なプロジェクトから計画中のアイデアまでを募集し、審査・表彰するとともに、持続可能な経済システムづくりを目指すプレイヤーたちが業界や国を超えてつながることで、新たな価値を創出するコミュニティの形成を目指します。


crQlr Summit

crQlr Summit では、サーキュラー・デザイン」の最前線で活躍する世界中の人々が集い、オープンなフィードバックや知識の交換をおこなう場です。

crQlr Summit 2023 JAPAN五感で学ぶ、地域に根ざしたボトムアップな循環型経済」特別ツアーイベント

アワードの授賞式も兼ねて、審査員・受賞者をはじめとした実践者が、実際の現場から学び、つながり、意見を交わし、将来に向けたステップを考える機会をつくろうと、crQlr Summit 2023 JAPANを開催しました。会場は、石坂産業のサステナブルフィールド「三富今昔村」。

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▶︎イベントレポート

crQlr Summit TOULOUSE – Sustainable Solutions for a Fab City

FabCafe ToulouseとFabCafe Globalが主催したcrQlr Summit Toulouseでは、crQlr Awards 2022の受賞者と審査員が集まり、「Fab Cityのための持続的ソリューション」というテーマのオンラインディスカッションが行われました。

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crQlr Summit MEXICO CITY – Art Experiences Shaping Sustainability

FabCafe Mexico Cityが主催するcrQlr Summitは、アートの潜在力が循環型経済への意識と態度を形成することに焦点を当てました。

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crQlr Summit 2021

crQlr Summit 2021では、2日間に渡り、crQlr Awards 2021の19人の審査員・各国のチェアマン+受賞チーム2〜3組をゲストに、フィードバック&ディスカッションを行いました。また、同時プログラムとして、FabCafe Tokyoではパブリックビューイングも実施。

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▶︎イベントレポート1
▶︎イベントレポート2


crQlr Meetup

crQlr Meetupsは、循環型社会を目指す未来の作り手たちの有機的なつながりを生み出すことを目的としたイベントシリーズ。

crQlr Meetup Osaka (2023)

初の大阪開催となる今回はデジタルテクノロジーや土壌改善技術を活用して農業の持続可能な発展に取り組む企業、そして、土を取り巻く環境、製品、サービスに携わるスタートアップなど、多彩なプレイヤーとともに「 “土” の未来をつくる」をテーマに開催します。

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crQlr Meetup Kyoto (2023)

循環型社会のつくり手たちのつながりを生み出すcrQlr Meetup Kyoto。独自の発酵技術で未利用資源を再生・循環させるファーメンステーションの酒井さん、海の生態系を豊かに育みながら、新たな海藻の食文化をつくるシーベジタブルの友廣さんをゲストに迎え、株主や顧客だけでなく、はたらく人や地域社会、自然環境にとっても、よい会社とは?についてを探索。

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crQlr Meetup Nagoya vol.3 (2023)

サーキュラー・エコノミーやサスティナビリティなど循環型社会に向けた取り組みにチャレンジしている人・活動と出会える対話型リアルイベント!多種多様なバックグラウンドの3人のクリエイターや企業のみなさまが、「サーキュラー・エコノミー」にまつわるショートプレゼンテーションを行います。

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crQlr Meetup Nagoya vol.2 (2022)

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crQlr Meetup Nagoya vol.1 (2022)

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crQlr Meetup Hida (2022)

crQlr Meetup Hidaでは、菌糸を用いたバイオマテリアルを開発するスタートアップMycotech Lab(MYCL)の共同創設者のロナルディアス・ハータンティオ氏と、生産的で収益性の高い、公平で強靭なランドスケープを作る世界最大の知識主導型プラットフォームGlobal Landscapes Forumのナレッジ・シェアリング・コーディネーター、イェリズ・マート氏と、木やキノコなどの天然素材と再生ビジネスモデルに関するトピックを探ります。

▶︎イベントページ
▶︎イベントレポート

審査員紹介

crQlr Awards 2021年度では19名、2022年度では10名の各審査員が、 応募エントリーから複数プロジェクトを選出し、各プロジェクトへの期待をこめたネーミングの賞を与えました。

crQlr Awards 2022 審査員

 2022年度審査員情報一覧

crQlr Awards 2022 審査員

crQlr Awards 2021 審査員

 2021年度審査員情報一覧

crQlr Awards 2021 審査員

受賞者とのコラボレーション

crQlr Awardsを主催するFabCafe Global と株式会社ロフトワークと受賞者がコラボレーションしたイベントをピックアップしてご紹介します。

Eco Friendly Product Prize

地球にやさしい「歯みがきペーパー」と「竹製歯ブラシ」

By MiYO ORGANIC

地球にやさしい「歯みがきペーパー」と「竹製歯ブラシ」

「竹歯ブラシ」と「歯磨きペーパー」は地球にやさしい歯磨きの選択肢です。歯磨きペーパーは歯磨きする時に使う1回分の歯磨き粉量を紙にしたもので、唾液や水に反応して泡立ちます。アメニティ、防災、登山、介護などにも便利で従来比約98%のプラスチック使用量を削減します。

▶︎関連記事:循環型素材のものづくりから、自立型サーキュラーコミュニティまで 羽化した“二代目”が、羽ばたく未来を語る
FabCafe Nagoyaは、連載「crQlr dialogue 1 on 1」でイノベーターと対談し、循環型の未来を描いています。Eco Friendly Product Prize を受賞した同社・山本美代さんの原動力や目標とする未来ついて、FabCafe Nagoya代表の矢橋友宏がお聞きしました。


Upcycle Sound Prize

みらい楽器ラボ

by 創(そう)

みらい楽器ラボ

作家の創(そう)さんは、もともと身の回りの日用品から楽器を作って演奏する仕事をしていました。これからの時代、音楽に限らずどんな分野でも環境負荷の低い素材・技術を使っていくことが間違いなく求められます。そこで、「もう捨てるしかないもの=”廃品”」での楽器作りに挑みました。

▶︎関連イベント:ピューッ!捨てちゃうもので音楽を創るワークショップ feat. みらい楽器ラボ
FabCafe Nagoyaはアップサイクル企画として、みらい楽器ラボの「創さん」と廃品で楽器を作り演奏するワークショップを開催。


New Fair Trade Coffee Prize

Mikafi Roasting Platform

by Mikafi

Mikafi Roasting Platform

Mikafiは、農家、地元企業、自然をテクノロジーでつなぎ、コーヒー焙煎のサイクルを民主化する焙煎プラットフォームです。このデジタルサービスのエコシステムには、全自動のIoT焙煎機、コーヒー管理プラットフォーム、そして消費者のための物理的およびデジタルなコーヒー体験が含まれています。Mikafiは、コーヒー販売事業者が農園から生豆を購入し、その場で新鮮なコーヒーを焙煎し、コミュニティから学ぶことを可能にします。このように、私たちはコーヒーのエコシステムをデジタルサービスでつなぎ、収益性を高め、パーソナライズを可能にし、農園からカップまでの持続可能性を保証しています。

▶︎関連イベント:コーヒー焙煎プラットフォーム「Mikafi」体験イベント
「Mikafi」の特設ブースが FabCafe Kyoto に登場します。スマート焙煎機の実機展示や、焙煎したコーヒーの試飲、エシカルな生産〜流通エコシステムに関わるプレイヤーのミートアップなど、会期中には様々なイベントが開催。



Organized by FabCafe Global


FabCafeは、1人1人のものづくりを応援するオープンプラットフォームです。カフェという空間に、レーザーカッターや3Dプリンター等のデジタルデータを利用したものづくりマシンを設置しています。現在、東京、飛騨、京都、台北、バルセロナ、バンコク、トゥールーズ、シンガポール、ストラスブールと、FabCafeネットワークは世界中に広がっています。

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