結果レポート
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光のカンバス「Lightface」の魅力を再発見する真冬のハッカソン、 参加クリエイター募集
長野県諏訪市は諏訪湖に隣接する精密加工技術の根付く工業都市。セイコーエプソンの本社もあり、時計、カメラ、レンズな どの生産が増え、山と湖のある風土と相まって「東洋のスイス」と称されたことも。
東京から2時間ほどの土地ながら、周囲を山地に囲まれていることから、良い意味で独自の文化が形成されており、さまざまな技術をもった企業が切磋琢磨しながら技術を磨いてきました。
そんな諏訪市の技術力を知ってもらう事で新たな産業に繋げたいと今年から新たに「諏訪デザインプロジェクト※1」がはじまり、プロジェクトチームとして薄さ11mmの光のカンバス「Lighface」を開発した日東光学が参加。ロフトワークが事務局を担当しています。
その「Lightface」の新たな魅力を発見する為、様々な分野のクリエイターやアーティストと共に、活用方法や利用シーンなど を考えるハッカソンを開催します。
Lightfaceについて
「Lightface(ライトフェイス)」は光のカンバス。クリエイターが創造力を自由に遊ばせ、美しさを追求できます。枠がなく、11ミリの薄さ。自然光に近い光です。発光面にはムラがありません。表面にフィルムを貼るだけでなく平面印刷も可能。 特殊印刷を施すことで油彩の凹凸や陰影まで、原画の細部を忠実に再現。Lightfaceの光を背面から受けて「光る絵画」に生ま れ変わります。
発光する一枚の「板」
「Lightface(ライトフェイス)」は、長野県諏訪市のレンズ専門メーカー・日東光学らが開発した、新しい発光LEDパネルで す。「人間にとって美しく心地よい光」を追求したパネルは、商品化の過程で薄さ・軽さと美しさの両立を実現。「光る板」 として、クリエイターの自由な発想を可能にする新素材です。
発想を自由にするフレームレス構造
これまで開発されてきた発光パネルには、光源を配置するための「枠(フレーム)」の存在が常識でした。Lightfaceはシンプ ルな美しさを追求し、枠のないフレームレス構造を実現。Lightfaceを何枚も並べることで、たとえば壁面全体を美しい光のカ ンバスにすることも可能です。
厚さはたったの11mm、一枚あたり3kg以下
わずか11mm、2.9kg(300x600mmサイズ)という軽量設計により、施工の自由度もぐんと高まりました。加えて、LEDならではの発熱しにくい特性から、その使用領域は自動車や列車の車内、航空機の機内など多岐にわたり、さらなる可能性を広げて います。
※2016年度グッドデザイン賞特別賞[未来づくり] を受賞しました
http://www.g-mark.org/award/describe/44048?token=DHpo275XZZ
開催概要
本ハッカソンではLightfaceを活用したアイデアづくり、プロトタイプ開発を行います。参加チームの中から審査員によって3 チームの作品が選出され、2017年3月1日(水)~5日(日)に渋谷ヒカリエで開催されるJAPAN BRAND FESTIVAL×2の諏訪 デザインプロジェクト展示ブースにてお披露目を行います。また、採用された際、Lightfaceの商品化、プロモーションプロジ ェクトに参加いただくことも可能です
テーマ
「Lightfaceと紡ぐアートの新たな可能性」 「未来の暮らしとLightface(建材としての可能性)」
期待する作品
・Lightfaceの使い方のシーンのご提案
・Lightfaceの装飾のご提案
・Lighfaceを活用した新たな可能性を感じさせるご提案
※Lightfaceの活用に対して新しい発想で取り組んでいただくことを期待します
主催協力
主催:株式会社ロフトワーク、日東光学株式会社 協力:大日本印刷株式会社、諏訪市
ご注意
・申込者多数の場合は、抽選となりますので予めご容赦ください。
・広告代理店などの受託業務に携わる方のお申し込みはお断りすることがございますので、予めご了承ください。
・参加費は無料ですが、制作に関わる実費が発生する場合は各自でご負担いただきます。
・参加者の皆さんのお写真や発表いただく内容は、後日弊社サイトに掲載いたします。
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
・参加者への連絡はPeatixよりお送りいたします。
プログラムについて
審査員
戸田正寿/アーティスト
1948年福井県生まれ。高島屋宣伝部を経て日本デザインセンター入社。戸田事務所設立。 2015年Lightoda(ライトダ)設立。おもな仕事にサントリーローヤル(ランボオ、ガウデ イ、ファーブル、マーラー篇)、サントリー缶ビール ペンギンズ・バーキャンペーン全 般、伊勢丹のファッションキャンペーン全般とロゴマーク、『AERA』表紙アートディレクション、森ビル六本木ヒルズオープンキャンペーン全般などがある。ビエンナーレ、国際広告賞、国際デザイン展などでグランプリ、金賞等を多数受賞。キュレーターとしても活躍し、国内外のさまざまなアーティストを紹介している。自身の作品も、ニューヨーク近代美術館、シカゴアトニウム美術館、ハンブルグ美術館、その他30の美術館でコレクションとして所蔵されている。
矢島 進二/公益財団法人日本デザイン振興会 事業部部長
1962年東京・中野生まれ。1985年日本大学法学部新聞学科卒業後、食品・雑貨関連企業を 経て、1991年に現職の財団に転職。通商産業省のグッドデザイン賞の時代から現在に至るまで運営業務を担当。東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程(2008年~)、九州大学芸術工学府(2013年~)、首都大学東京大学院システムデザイン研究科(2016年~)で非 常勤講師を務める。東京ブランド推進会議委員(2015年~)。
浜野 京/内閣府政策参与(クールジャパン戦略担当)
徳島市出身、慶応義塾大学文学部、新聞研究所卒業。 ジェトロ(日本貿易振興機構)で、海外市場開拓部長、理事として中堅・中小企業の海外展開を支援。 ジャパンブランド推進委員、東京国際映画祭実行委員、観光立国推進委員など、クールジャパンの幅広い分野で 公職を多数歴任。ミラノ万博日本館担当役員。海外の展示会主催者、バイヤー、デザイナ 一等との長年のネットワークを活かし、世界各地で企画展・商談会などを実施するとともに、インバウンドの産業観光、地域創生事業も取り組む。豊富な経験を活かし、企業や業界団体、自治体等のための新たな稼ぐビジネス・プラットフォームの立ち上げや個別企業 のハンズオン支援にも携わる。現在、内閣府では各省庁、異分野・異業種、官民の連携に よるクールジャパン戦略を担当。信州大学の理事(経営力強化担当)も務める。
上田 哲也/大日本印刷株式会社 情報イノベーション事業部 C&Iセンタービジネスイノベーション部 IoTビジネス開発グループリーダー
2002年大日本印刷(株)入社。デジタルメディア・コンテンツのユーザエクスペリエンス /インタラクションデザインの企画・開発・制作に従事。各種公共/商業施設の空間をメディアと捉えた様々なソリューション導入を実践。ルーヴル美術館との共同プロジェクト 「Louvre - DNP Museum Lab」へ参画、同プロジェクトにおけるインタラクティブ技術の 研究・開発を実施。2017年現在、同社の新規事業領域における「IoT、ARVR、AI」等の新規技術を応用したサービスを開発中。著書に「次世代ヒューマンインタフェース開発最前線」。2013年 ACM SIGGRAPH ASIA Emerging Technologies Commitee 等。
※1 諏訪デザインプロジェクトとは
「諏訪デザインプロジェクト」は、長野県諏訪市の技術の新しい価値や利用機会を見つけ、クリエイティブの力で、首都圏をはじめ国内外へ諏訪のものづくりの魅力を伝える取り組みを展開しています。株式会社ロフトワークは諏訪デザインプロジェクトの企画運営を務め、クリエイティブ人材を中心としたプロジェクトチームを立ち上げ、諏訪市に拠点を置く事業者をサポートしています。https://www.japan-minute.com/
※2 JAPAN BRAND FESTIVALとは
組織や立場を超えてジャパンブランドの未来をつくる現代版「楽市・楽座」今、日本ではいくつもの行政機関や民間事業者が日本発のプロダクト・サービスがもつ魅力を発信・展開していくため、様々なチャレンジを行っています。私たちは、こうした取り組みをもっと有機的に、もっと活用できるものにしてその価値を継続させていきたいと考えました。組織や立場を超え、ジャパンブランドに情熱を傾けるあらゆる文脈の人々を巻き込み、その活動を拡大・活性化する、現代版「楽市・楽座」のような場をつくることでジャパンブランドに新たな価値を紡ぎます。http://jbfes.com/