(photo by 松岡真吾)
今回のSPOTLIGHTS特集では、2016〜17年春にかけて行われた、地域のPRムービー共創プロジェクト『TAKA VIDEO CAMP』で、私たちが出会った3人の映像作家をご紹介します。
それぞれ違った視点で「土地」や「人々」の魅力を発信する3名に、インタビューや作品を通して「ローカル」にまなざしを向ける映像作品の魅力をひも解いていきます。
ローカルの魅力を切り取る、3名の映像作家
近年、さまざまな地域においてクリエイターとのコラボレーションが盛り上がりを見せています。
特産品やお土産品のリデザインやリブランディングをはじめ、クラフトマーケットや、古民家をリノベーションしてカフェやショップ、ゲストハウスとして生まれ変わらせるなど。
デザイナーや建築家、クラフト作家といったクリエイターが地域のさまざまなシーンで活躍しています。
さまざまなクリエイターと地域との取り組みがある中で、今回は「映像」にフォーカスを当ててみます。「映像」が伝える地域の姿は、たとえば、その土地の自然や空気感、歴史や文化、産業といった大きなイメージから、そこで暮らす人々の営みや装い、表情といった小さな物語に至るまで。
その地域を知らない・馴染みがない人に親しみやすい印象を与えたり、関心をもってもらうきっかけともなりうる映像には、多くの可能性が含まれているように見えます。
今回のSPOTLIGHTS特集では、2016〜17年春にかけて行われた、地域のPRムービー共創プロジェクト『TAKA VIDEO CAMP』で、私たちが出会った3人の映像作家をご紹介します。
それぞれ違った視点で「土地」や「人々」の魅力を発信する3名に、インタビューや作品を通して「ローカル」にまなざしを向ける映像作品の魅力をひも解いていきます。
くろやなぎてっぺい/映像ディレクター
2005年からフリーランスの映像作家として活動を開始。ミュージックビデオ、TVOP・ アニメ ーション・プ ロダクト・ゲームコンテンツなど多方面で活躍。「映像作家100人」 選出。またNOddINのメンバーとして 「あいうえお作文RAPプロジェクト」を企画。 芸術分野でも広く活動しビデオアートやインスタレーション 作品を発表。文化庁メディ ア芸術祭、アルス・エレクトロニカ、SIGGRAPHを初め、国内外のメディアアー トフェ スティバルに 多数参加。またアートユニット1980円(イチキュッパ)を旗揚げし、音楽、 映像、現代 美術を ミックスした独自のスタイルで活動。
Portfolio: http://awrd.com/portfolios/teppei
Website: http://nipppon.com/
松岡真吾
岐阜県岐阜市出身、東京在住。1991年生まれ。広告制作会社勤務を経て、東京多摩エリアの情報発信を行う地域出版社・けやき出版に入社。雑誌「たまら・び」、WEBメディア「とばなれ」の企画・編集に携わる。並行して多摩地域30市町村の街を記録し配信するシリーズ「La Vie Landscape Archives」を学生時代の友人と共に開始。ライブ撮影やMVの制作も手がける。
Portfolio: http://awrd.com/portfolios/tw_shingo_matsuoka
Website: http://city-report.tumblr.com
宮下直樹/映像作家
株式会社博報堂でのアカウントプロデュース職を経て、2006年に独立。
故郷である京都と東京を行き来しながら、伝統文化・芸能・工芸の活性に独自の視点で取り組む。2015年以降、写真・映像表現を入口にクライアントのブランディングから商材・プロジェクトのプロモーションまでをワンストップで手がける。現在、日本産漆の活性に向けたプロジェクト「うるしのいっぽ」や京都府伊根町でのプロジェクトなど、日本文化のアーカイブや地域の魅力の掘り起こしに取り組む。
Portfolio: http://www.awrd.com/portfolios/fb_1269
Website: http://www.miyashitanaoki.net/
SPOTLIGHTS 特集について
注目しているテーマやクリエイター、デザイナーについてより掘り下げてフォーカスする特集企画です。
毎回、3〜4名のクリエイターに登場いただき、ひとつのテーマに沿って作品を紹介します。3〜4週間に渡ってTopページのギャラリーエリアで作品を掲載するほか、公式Twitter、 Facebook、PinterestなどのSNSでも作品をご紹介します。