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ディスカバリー・アジア太平洋の全コンテンツ責任者 ヴィクラム・チャンナからのメッセージ!

2018/12/16(日)

インタビュー

Q1. ディスカバリーでやられているお仕事を、簡単に教えていただけますか?

皆さんはじめまして!私はディスカバリー・アジア太平洋地域で制作やパートナーシップを組んで作るコンテンツ部署の副社長をしています。これはあらゆるブランドと提携して作る「スペシャル」コンテンツや、旬な人・ユニークな人にスポットライトを当てて作るコンテンツも私の管轄に入ります。


Q2. ディスカバリーで働いてもう長いと思いますが、ディスカバリーチャンネルにおいて、そしてディスカバリーチャンネルに限らずエンターテインメント全判的に「コンテンツ」とはどのような変化を遂げていると感じますか?


テレビの業界において、デジタルシフトはビジネス観点からはなかなか難しい点もありますが、ドキュメンタリーのストーリーテリング(アイディアをエピソードを用いて“物語”の様に伝える)を全く新しい方向に推し進める機会をもたらしました。

正直、直近の2年間は、私がディスカバリーに入社した1995年頃を連想させるくらいのワクワク感を感じています。

今の世代のクリエイターは、名前の通り「クリエイター」なんです。このプロジェクトではデジタルの世界からインフルエンサー、タレント、クリエイターをテレビの世界とコラボレーションさせることによって、互いに新たな制作過程を学べるのではないか、と期待しています。

今の時代のエンターテインメントはマルチスクリーンで対話型、そのためいろいろな意味で距離感の近いコンテンツが必要になってきました。ディスカバリーチャンネルでオンエアしている番組でも、過去にスタンダートだった「天の声」方式を辞め、親しみやすさを重要視していることも事実です。

更に、フィクションドラマも大変人気の時代です!ネットフリックスの「House of Cards」、「Game of Thrones」 などが有名な例です。こういった人気ドラマからアイディアを取り、ノンフィクションのドキュメンタリーと調和させるのもひとつの戦略です。実はディスカバリーチャンネルの新番組企画でも似たような手法をとっています!


Q3. 何がディスカバリーらしさを作っていると思いますか?

ディスカバリーは人々を興奮させパッションをもつ人々に支持されるコンテンツを作るリーダーです。

ヒットシリーズの「サバイバルゲーム」、「アメリカンチョッパー」のようなガラージを舞台にした番組、また「釣り」というジャンルを世界に浸透させた「ベーリング海の一獲千金」と「怪物魚を追え!」、マイアミ、ロサンゼルス、ロンドンで何シーズンも観られた「タトゥー」は流行に乗りました。

私たちはこれらのジャンルのコンテンツをインターネットが拡散する前から人々にお届けしてきました。

今日、ディスカバリーの一ブランドで、オリンピックなどのスポーツイベントの放映権をもつユーロスポーツは、人々にパッションを与え続けようとする私たちの戦略の一つです。

ディスカバリーキッズのアプリのローンチ、そして様々なライフスタイルチャンネルを持つスクリプスの買収を経て、私たちは他にはないドキュメンタリー、ライフスタイル、スポーツ、キッズを合わせたコンテンツをお届けすることができます。


Q4.この「ディスカバ流アワード」を通じて、どんな作品ができることを期待していますか?

この新しい世代により、新しいストーリーテリングの方法を見られることを期待しています!

何度もいっていますが、この時代だからこそ気軽に新しいことができるんです。このプロジェクトを通じてクリエイターの皆さん自身のクリエイティビティの領域を拡大してほしいですね。

「完全なオリジナル」ストーリーなんて存在しません。あなたがそのストーリーをどう伝えるかで、ひとつのユニークな作品へと変身するんです。

他人と差をつけるためにはそのユニークな観点が入っているかが重要です。


Q5.日本のクリエイターは特徴的だと感じることがありますか?

もちろんです。制作という観点において、日本人の考え方には常に魅了されています。日本と言えば「Auto-Artisan」という言葉が浮かんでくるほどです。

高度なテクノロジー技術でイノベーションを起こしながら、古くから伝えられている職人技も兼ね揃えています。このアナログとデジタルという二つのバランスを保っていることが日本の特徴だと感じています。

そして正にこれこそがクリエイターの表現からも滲み出ているのです、たとえそれが映像制作の分野であっても、他の分野であってもです。


Q5.本企画に参加する日本のクリエイター達になにかメッセージをお願いします。

自分らしさを忘れないでください。自分のアイデアが面白い、と感じるものは我々も同様に感じるはずです。「Discovery」というブランド名には理由があります。

我々のストーリーは無限であり、限界はないという想いがブランド名となっています。あなたの”Discovery- 発見”は必ずこの世界のどこかで、「あっ」と言わせるに違いありません。

Gambatte Kudasai!


ヴィクラム・チャンナ/ディスカバリー・ネットワーク制作・企画開発部副社長

番組制作・開発担当副社長として、ディスカバリー・アジア太平洋制作の全コンテンツの責任を持つ。1995年の入社以来、プロモーション映像から、編成・制作に至るまであらゆる業務を担当。これまで製作総指揮を担当したドキュメンタリー作品は2000本以上にも上り、アジア・テレビジョン・アワード、ニューヨーク・フェスティバル、オムニ・インターメディア、アカデミー賞等で賞賛を浴びている。インディペンデント短編映画プロデューサとして、インドでキャリアをスタートさせた。ニューデリーで歴史と映画・テレビ制作の修士号、米シカゴ大学でMBAを取得している。米国カリフォルニア州アナハイム大学、黒澤明スクール・オブ・フィルムのデジタル映画製作修士課程元教授、現在は上海で教授も務める。

Vikram Channa

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