「MESH IDEA AWARD」は、誰でも発明家になれるスマートDIYキット「MESH(メッシュ)」を使ったアイデアアワードが2015年に開催されました。
MESHは、ソニーの新規事業創出プログラムから生まれた新規事業のひとつです。誰でも簡単に「あったらいいな」をつくれる世界を目指して活動しています。
本アワードでは、電子工作の知識の有無にかかわらず幅広いクリエイターのみなさんに向けて、「MESHでこんなことを実現してみたい」あるいは「実現した」アイデアを募集しました。
<アワード概要>
募集期間:
2015年8月1日〜9月15日(月) AM00:00 まで(日本時間)
部門:「アイデアスケッチ部門」と「作品部門」
賞:
アイデアスケッチ賞:3件
MESHタグ4種類セット1セット
応募されたアイデア(未実装含む)の中から優秀な投稿作品3件についてMESHをプレゼントします。
作品賞:3件
お好きなMESHタグ4つの組み合わせ+副賞MESHオリジナルTシャツ
応募された実装、実現している作品のうち優秀な投稿作品3件についてお好きなMESHタグ4つとMESHオリジナルTシャツをプレゼント。
審査員:
田子學/株式会社エムテド代表取締役 アートディレクター、デザイナー
渡辺ゆうか/GLOBAL STEM LEARNING ASSOCITAION,JAPAN 代表理事
萩原丈博/ソニー株式会社 新規事業創出部 MESH project 代表
石川真弓/株式会社ロフトワーク 広報 PR・プランナー、ブロガー
※2015年8月時点
MESHは電子タグと呼ばれる4種類の小さなデジタルツールからなるスマートDIYキット。身の回りのさまざまなモノと組み合わせてタブレット端末で連携するだけで、だれでも日常を便利にするような仕掛けや遊びを簡単に実現できます。
MESHでどんなことができるか、こちらの動画をご覧ください。
募集部門は、かんたんなスケッチで応募する「アイデアスケッチ部門」と、実際にMESHを使って実現したアイデアを応募する「作品部門」の2つ。
日々の生活を便利にするものからコミュニケーションツール、遊びやドッキリの仕掛け、コンセプチュアルなメディアアートまで、MESHの可能性を広げる作品を広く募集しました。
MESHとは
MESHの4つの電子タグは、それぞれ「緑=ボタンスイッチ」「オレンジ=LEDライト」「青=動きセンサー」「グレー=市販のモーターや他のセンサーと連携できるデジタル/アナログ出入力スイッチ」といった機能を持っています。
MESHを使うのに、プログラミングなどの専門的な知識やスキルはいりません。タブレットのアプリ画面上でMESHタグのアイコンをドラッグ&ドロップするだけで、各電子タグの機能と身の回りのモノを連携させることができます。
さらに、電子工作やプログラミングの知識がある人には、他のハードウエアと連携させた高度なプロジェクトも実現可能です。
さまざまな可能性を秘めたMESHからどんなアイデアがうまれたのでしょうか?
厳正な審査の結果、受賞を果たした6作品を発表します。
受賞作品
アイデアスケッチ部門 受賞作品:ザ・スイッチ
受賞者:Muto
いつもの生活をスイッチひとつでカンタンに!
毎日使っている家電製品などを時間帯ごとにセットしておけば後はスイッチを押すだけ!
アイデアスケッチ部門 受賞作品:合いの手まな板
受賞者:ハヤカワ五味
包丁が食材を刻むリズムに合わせて、MESHが反応し合いの手を打ってくれます。いつも通りの料理もちょっとクスッと笑えるものに!
アイデアスケッチ部門 受賞作品:メッセージ弁当
受賞者:Ein_Stil
お弁当の蓋にMOVEタグを付けて、お弁当とともに、メッセージを届けます。
オフィスで働くお父さんに、お弁当を食べるタイミングで知らせるメッセージは、とても励みになります。お弁当による体の元気と、メッセージによる心の元気を充電できます。
作品部門 受賞作品:オフィス×IoT×Happy ~お土産・差し入れへのお礼からはじまるコミュニケーション~
受賞者:abird
「お土産・差し入れによるコミュニケーション活性効果の向上」
共有スペースに誰かのお土産や差し入れが置いてあって食べちゃうけど、誰にお礼をいっていいかわからない、お礼を言いに行くのは恥ずかしい・・・
お土産・差し入れを買ってきたけど、みんなの趣味にあったか、おいしかったかわからない、感想を聞くのは恥ずかしい・・・等々、こんな経験ありませんか?
MESHを使えば、簡単にお礼を言える、対面で話すことなくお礼を言えるようになります。また、そのお土産・差し入れが良かったか・おいしかったか、定量的に把握できるようになります。さらには、お土産・差し入れをおいしいといってくれた時、いいねと言ってくれた時、手に取ってくれた時にLEDでお知らせし、その相手とコミュニケーションをすることができます。
作品部門 受賞作品:リアルばくだんゲーム
受賞者:kufabstudio
3Dプリンターで作った、Moveタグを仕込んだ爆弾を制作しました。
カウンター機能を使って、一定の回数以上振ると爆発のサウンドがなる仕組みです。
【ルール】
1.第三者がランダムにカウント数を設定する
2.プレイヤーは一人3回まで爆弾を振ることができる
3.カウント数に達して爆発させた人が負け!
いつ爆発するか分からない、このドキドキがたまらないっ!!
作品部門 受賞作品:魔法の宝箱
受賞者:fumi
【活用シーン】
「カギと呪文を揃えたら、魔法の宝箱が開きます。」
脱出ゲームの小道具や、
秘密基地のカギの保管など、
チームの意志が揃ったときにのみ、
手に入れることができる宝物。
そんな仕掛けに、活用します。
【効果】
この魔法の体験で、チームの絆が深まります。
MESHの可能性
「MESHが日常に入り込んだら、どんなおもしろいことができるのか?」という問いに対し、生活者としての視点から身近な不便さを改善したり、日常のコミュニケーションをより良くするようなさまざまなアイデアが生まれました。あったらいいながつくれてしまう。そんな生活が目の前に広がっているです。