「AWRD」リリースするも、もうすぐゴールデンウィーク!というわけで、今日は
毎年GW中に開催される『SICF』=クリエイター向け老舗コンペティションのご紹介!
毎年連休中に大規模なエキシビションが実施される「SICF」。会場には多くのブースが並んで賑わい、誰でも作家本人と作品について話を聞きながら、これからの才能を発見できる機会でもある。
「カテゴリー分けされない文脈で表現したい、という作家さんの発表の場」
『SICF』の特徴は多ジャンルが対象であること、そしてなんと言っても展示がアクセス抜群な青山スパイラルで実施されるというところだろう。2年前の『SICF』のリニューアルからプロジェクトに本格的に参画したというスパイラルの大田佳栄さん(国際事業推進室室長・チーフキュレイター)は、19年目の手応えを語る。「この『SICF』は、主催であるスパイラルの掲げた “アートと生活の融合” をテーマを具現化するものとして、若手の支援とプラットフォームの生成を目的として、長年ノンジャンルのクリエイティブアワードとして運営をしてきました。実際、どのジャンルにいったら良いかわからないようなクリエイターの中に面白い人は潜んでいたりするものです。最近では、世の中全体がグローバルや多様性ということを求めるようになりました。あえてカテゴリー分けのない文脈で表現したいという作家さんの発表の場として選んでいただいるようにも感じています。」
筆者は2017年の審査員をやらせていただき、特に当時はファッション業界にいたので、美術の文脈やコンセプチュアルな批評性を持ったテキスタイル作品などを大変楽しんだ。今年もまた2年ぶりに再び審査員するのだが、昨日の事務局の皆様のお話を聞いたら、どうも展示を見るだけではない楽しみ方が結構あるんだ!と発見したので今日はそのことを中心にお伝えさせていただく。
アート好きファミリーのみなさまへ朗報!『SICF』入場チケットあれば参加できる、お絵描き系ワークショップ
SICF19 × ホルベイン 協力企画のお絵かき系ワークショップで
「“私のお気に入り” を描いてみよう」
日時:2018年4月29日(日・祝) 14:00~16:00
講師:角谷沙奈美(SICF18 張熹賞)
詳細はこちら→http://www.sicf.jp/information/workshop/
参加者さん自身が大切にしているものを持っていき、そのアイテムと2時間向き合って絵とテキストを作るという、アーティストの角谷沙奈美さんによるワークショップ。 キーホルダーや古い置物、他人にはガラクタだけど自分にとっては大切なもの、というのはありますよね。 この連休中、ふと家族の絆や友達との思い出をカタチにする機会になるかもしれません。
「フォロワー数 14万人超え!『ゆるふわ昆虫図鑑』作者に学ぶ、ぬり絵テクニック」
日時:5月4日(金・祝)14:00~16:00
講師:じゅえき太郎 (SICF16オーディエンス賞)
詳細はこちら→http://www.sicf.jp/information/workshop/
こちらは男子やパパも楽しめそう。カブトムシやクワガタ、チョウ、カナブンなど昆虫たちの日常をユーモアたっぷりに描き出す人気Twitterアカウント「ゆるふわ昆虫図鑑」の塗り絵ワークショップです。
去年から新設されたパフォーマンス部門「PLAY」やトークショーはなんと観覧無料!
スパイラルガーデン(スパイラル1F)で、気鋭のパフォーマーのショーケースが1日12組、連続で観れてしまいます。なんておトク!演劇好きのフシギ彼女がいる君にぜひおすすめしたい。二人で楽しくあーだこーだ言いながら俺らの賞を決めてください。
プログラムはこちら
というわけで、あえてメインの展示以外の情報をお届けさせていただきましたが、もちろんメインは総勢150組の多様なジャンルのクリエイターらの作品群です。色々組み合わせて楽しんで、アートフルな連休をぜひお過ごしください!私も審査員するののを楽しみにやってきます!
なお、山フーズ(小桧山聡子)(SICF10準グランプリ)「ジュースの実験室」 では誰でも好きなシロップとトッピングを混ぜてオリジナルのジュースが注文できるらしい。女子はここでおしゃれなドリンクと一休みですね。癒しとインスタ映え間違いなし!
SICF19(第19回 スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)について
EXHIBITION
会期
A日程 : 2018年4月29日(日・祝)〜30日(月・振替) 11:00-19:00[50組]
B日程 : 2018年5月3日(木・祝)〜4日(金・祝) 11:00-19:00[50組]
C日程 : 2018年5月5日(土・祝)〜6日(日) 11:00-19:00[50組]
会場:スパイラルホール(スパイラル3F)
入場料:
[一般] 1 日券 700 円 / 通し券(A・B・C 日程) 1200 円
[学生]SICF 公式Facebook、twitter に「いいね!」「フォロー」で無料(要学生証提示)
※中学生以下は無料
※スパイラルホール、スパイラルホール ホワイエ(スパイラル3F)のみ、上記、入場料が発生します。
PLAY
会期
Ⅰ日程:2018年4月30日(月・振替) 14:00-17:30 [12組]
Ⅱ日程:2018年5月4日(金・祝) 14:00-17:30[12組]
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)観覧無料
OFFICIAL SITE : http://www.sicf.jp/
Written by
書いた人
kanamori kao
AWRD編集長
出版社リトルモア、ファッションブランドシアタープロダクツの創業プロデューサーなどを経て、AWRD編集長に就任。主婦・NPO法人ドリフターズ・インターナショナル代表・「悪魔のしるし」代表代行・マクラメ部部長など兼務。 After working fora publishing house LITTLE MORE and acting as a founder and creative Producer of a fashion brand THEATRE PRODUCTS, Kao is now Chief Editor of AWRD. Housewife, Director of the NPO Drifters International, Acting Director of Akumanoshirushi, Director of Macramé Department, among others.