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クリエイター×刺しゅうミシン「PR1000e」ものづくりの可能性 MiY Lab – Vol.2

2016/06/28(火)

レポート

5人のクリエイターが
刺しゅうミシンでつくってみたい! を形にしました

前回、5名のクリエイターブラザーの最新式刺しゅうミシン「PR1000e」を使ったものづくり実験をした「MiY Lab」。ワークショップ後も、クリエイターのみなさんがそれぞれ制作を続けていました。

本記事では、満を持して実験を通じてうまれた作品たちをご紹介します!

Nanae Kawaharaさんの
ぜんぶFabでつくる刺繍アートフレーム

イラストレーターのNanae Kawaharaさんは、自身のイラスト作品を刺しゅうで表現。カラフルな多色使いの手書き文字も、一度の刺しゅうで縫えてしまいます。

白と黒、それぞれの生地にイラストを元にした図案を刺繍しました。

さらに今回は、FabCafeのレーザーカッターを活かし、それぞれのイラストのサイズぴったりに合わせたオリジナルのフレームを制作。刺しゅうからフレームまですべてFabマシンを使って完成させました。

出来上がった作品たちが、こちら。

Fabでつくったフレームが、作品にピッタリとはまっていますね!

フレームの縫い糸もいい感じです。

ミラー素材のアクリルと刺しゅうの組み合わせは、ちょっと新しい感覚。

江村史子さんによる
手仕事とマシンワークのしあわせな融合

前回、うつくしい鳩の図案を刺繍したデザイナーの江村さん。その後、あの鳩はどうなったのでしょうか…?

なんと、1歳になる娘さんのために手作りしたサマードレスのポケットに。

規則的な機械刺しゅうと、不規則で独特のテクスチャをもった手刺繍との組み合わせが味わい深いです。お母さんがこんなドレスをつくってくれたら、きっとうれしいですよね。

さらに、江村さんはもう1作品、刺しゅうブローチを制作。

こちらは、レーザーカッターと刺しゅうミシン、そしてかんたんな手刺繍を組み合わせました。

このブローチはワークショップやキットにすることで、だれでも手軽に機械刺しゅうや手づくりがたのしめるようにデザインされています。

タカヤママキコさんは
細密なイラストの線を刺しゅうで再現

じつは本来、刺しゅうミシンは細かい描画があまり得意ではありません。そこで今回、どこまで細密なイラストを刺しゅうで再現できるかに挑戦したのが、タカヤママキコさん。オリジナルキャラクターをハンカチとバッグに刺しゅうすることに。

こちらが、「ひとりぼっちのイエティ」。
この細かな毛の描写を、どこまで表現できるのでしょうか?

実は、刺しゅう図案は「いかに刺しゅうしないか」がポイント。無駄な線をできるだけ減らすことで、綺麗に仕上がるのです。

しかし、イラストを簡略化しすぎると元のキャラクターの雰囲気から離れてしまう。キャラクターイラストを刺しゅうにするのは、じつはなかなか難しいのです。

タカヤマさんと話し合いしながら、繊細な刺しゅうデータの調整を行いました。こうして出来上がった刺しゅうがこちら。

細かな線画表現と、機械刺繍の特性の両方がいきている「いい塩梅」の刺しゅう作品ができあがりました!

イエティの裏側をみたら、もさもさとした毛が! これは、刺しゅうミシンが細かい線を抜い終わるごと糸を切るため、その糸が毛のように見えるのです。

小林ランさんはカメラ機能を活かして
UVプリントと刺しゅうを組み合わせ

PR1000eは、刺しゅうミシンとして初めてカメラを搭載したハイスペックモデル。

イラストレーターの小林ランさんはこの点に着目し、「PR1000eに搭載されている位置決めカメラを使った作品を制作したい」と意気込んでいました。

こちらが、ガーゼのハンカチにUVプリントをしたもの。

かわいらしい、シンプルな犬のバーテンダー。刺しゅうによって、どう変化するのか…?

まず、PR1000eの内蔵カメラでハンカチを撮影、液晶ディスプレイ上に読み込んでから刺しゅう位置を決め、イラストにピッタリ合うように刺しゅうを重ねます。

ドキドキしながら縫ってみたところ、見事、UVプリントと刺しゅうが合わさりました。

さらに、ランさんが好きな「鹿」と「ビール」を組み合わせた刺繍ブローチも制作。どちらもいい雰囲気です。

皆川めぐみさんは刺繍をいかして日常使いの刺しゅうアイテムを提案

ジュエリーやプロダクトのデザインをしている皆川さんは、手縫いで飾ることができる刺しゅうカレンダーを制作。刺しゅうという表現が、生活の中で自然にとけこむ新しいアイテム提案です。

シンプルな刺しゅうカレンダーとしてもきれいですが、手刺繍で季節の草花や、記念日の印を縫い合わせることで世界に一つだけのカレンダーができあがります。

刺しゅうミシンで、どんどん広がる刺繍表現の可能性

イラストが刺しゅうのアートフレームになったり、身の回りのものを飾ったり、あたらしいプロダクトが生まれたり…5人それぞれの切り口から刺しゅうミシンによるものづくりを楽しんだ MiY Lab。「PR1000e」に込められた最新技術がクリエイターのアイデアを次々に形にしてくれました。


同時に、実験を通じてわたしたちの身の回りにある「機械刺しゅう」がどうやって出来ているのか、どんな特徴を持っているのかを知る機会にもなりました。やっぱり、ものづくりの仕組みごとひもとくFabはおもしろいですね!


これからより多くのクリエイターのアイデアと刺しゅうミシンが合わされば、さらに表現の可能性が広がりそうです。「PR1000eでこんなことやってみたい」というアイデアやご意見・感想を、ぜひお寄せください。 >>アイデア・感想をとどける(AWRD編集部へ)

Special Thanks!

MiY Labに協力してくれたみなさん

江村史子 (デザイナー) Instagram

小林ラン (イラストレーター・デザイナー) Website / Portfolio

タカヤママキコ (イラストレーター) Website / Portfolio

Nanae Kawahara (イラストレーター) Website / Portfolio

皆川めぐみ (デザイナー) 

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