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どの絶滅危惧空間を扱うのか(300文字以内)
特定の一つの空間ではなく、すべての絶滅危惧空間を対象とする。
特に、絶頂期と比較して約12.5%前後まで減少した空間や施設を観測対象とする。例えば、公衆電話、屋上遊園地、ボウリング場、銭湯、単館映画館、駄菓子屋などが挙げられる。
対象は固定されない。社会の変化によって減少しつつあるあらゆる空間を観測し、その存在を可視化するための道具として機能する。 -
なぜその絶滅危惧空間を扱うのか(600文字以内)
絶滅危惧空間は、完全に失われるまでその価値に気づかれにくい。
都市の変化はゆっくりと進行するため、人々は減少の過程を認識できないまま日常を過ごしている。しかし統計として見れば、その空間はすでに大部分を失っていることがある。
本提案は、全体と欠落した一部の関係を視覚的に体験することから出発する。
12.5%という数値は、単なる割合ではない。かつて存在していた100%のうち、失われた部分、あるいは残された部分を示す境界である。
傘の12.5%を赤く塗りつぶすことで、利用者の視界から都市の一部が欠落する。すると私たちは、見えている87.5%だけでなく、見えなくなった12.5%の存在を意識するようになる。
絶滅危惧空間も同様である。失われた空間は見えない。しかし、その欠落を想像することで、初めて現在の都市を立体的に理解できる。 -
どのようにその絶滅危惧空間を変異させるのか(1200文字以内)
利用者は12.5%の傘を持って街を歩く。
傘の一部は赤く塗りつぶされており、視界の12.5%が常に遮られる。利用者は残り87.5%の風景を見ることになる。
しかし人は、見えない部分を無意識に補完しようとする。
この補完行為は、絶滅危惧空間に対する認識とよく似ている。私たちは現存する空間を見る一方で、すでに失われた空間の存在を想像する。
本提案は、統計上の欠落を視覚的な欠落へと変換する装置である。
都市の風景から12.5%を意図的に失わせることで、利用者は失われた空間について考え始める。絶滅危惧空間は保存対象や再開発対象ではなく、「欠落として認識される存在」へと変異する。
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12.5%の傘 The 12.5% Umbrella
「12.5%の傘」は、絶滅危惧空間を観測するためのリサーチツールである。
透明な傘の8分の1だけを赤く塗りつぶし、残り87.5%は透明のままとする。利用者は街を歩きながら、その赤い領域を通して都市を見る。
かつて当たり前に存在していた空間が減少し、わずか12.5%程度しか残っていないとしたら、その空間は都市の中でどのように見えるのだろうか。
この傘は、統計データを身体的な視覚体験へと変換する装置である。同時に、絶滅危惧空間を発見し、記録し、共有するための観測インフラでもある。
透明な傘の8分の1だけを赤く塗りつぶし、残り87.5%は透明のままとする。利用者は街を歩きながら、その赤い領域を通して都市を見る。
かつて当たり前に存在していた空間が減少し、わずか12.5%程度しか残っていないとしたら、その空間は都市の中でどのように見えるのだろうか。
この傘は、統計データを身体的な視覚体験へと変換する装置である。同時に、絶滅危惧空間を発見し、記録し、共有するための観測インフラでもある。
